たちばな庵
二次創作メインのブログです。 男女CPオンリー。 ご注意ください。
【4話妄想】1
- 2012/12/30 (Sun)
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「美味し~い!」
「それは良かったです」
可奈が、ローストビーフを口いっぱに頬張る。
「燈馬君、それ、もう食べないの? だったらちょうだい♪」
「どうぞ」
想が皿を押しやると、可奈が早々に手を伸ばしてきた。
ふと視線を外すと、ガラスに、嬉しそうに口を動かす可奈と、それを頬杖をついて眺めている自分が映っている。
その姿が、若い女の子に食事をさせている中年男のように見えて、想は何となく姿勢を正した。
「何かさー、いろいろと、ごめんね?」
「何がですか?」
「お節介した上にご飯までおごってもらっちゃって。…でも、燈馬君が本音を言ってくれて、嬉しかった」
ロキさんと仲直りできて良かったね、と可奈は笑う。
「水原さんのおかげです」
「え?」
「水原さんがいなかったら、僕が空を飛ぶことも、ロキに本音を話すこともなかった」
「そうかな」
「まあ、お節介が過ぎることも多々ありますけどねぇ」
「ちょっと、何よそれ!」
ひとしきり笑った後、想は声を低めた。
「ロキは、ああ見えてものすごくイタズラ者なんです。水原さん、ロキに蹴りを入れた上に殺人未遂容疑をかけましたよね。きっと、近いうちに仕返しにきますよ」
「……げ。マジ?」
「マジです」
神妙に頷いてみせると、可奈は手を止めた。
「天才ってどんなイタズラするんだろ。太刀打ちできるかな」
「……対抗する気でいるんですか」
「燈馬君は私の味方でしょ? ロキさんの傾向と対策、教えてよ」
「さあ? 僕はどっちの味方でもありませんから」
「裏切り者ー!」
「もう食べないんですか? なら、返してもらいますよ」
「それはダメ!」
可奈の気を逸らせて、想は空を見上げた。
そこには、アメリカへ帰った親友の顔が浮かんでいた。
□あとがき□
確か、こんな感じだった(苦笑)。
とにかく「ローストビーフを幸せそうに食べる可奈ちゃん」と「それを見ている自分を客観的に見て我に返る燈馬君」が書きたかったのです(笑)。
あ、あと「ロキがイタズラ好きで、近く日本に来るかも?」ってことも。
可奈ちゃんのお行儀が悪いですが、食べ物をシェアできるって、重要ですよね!(力説)
「それは良かったです」
可奈が、ローストビーフを口いっぱに頬張る。
「燈馬君、それ、もう食べないの? だったらちょうだい♪」
「どうぞ」
想が皿を押しやると、可奈が早々に手を伸ばしてきた。
ふと視線を外すと、ガラスに、嬉しそうに口を動かす可奈と、それを頬杖をついて眺めている自分が映っている。
その姿が、若い女の子に食事をさせている中年男のように見えて、想は何となく姿勢を正した。
「何かさー、いろいろと、ごめんね?」
「何がですか?」
「お節介した上にご飯までおごってもらっちゃって。…でも、燈馬君が本音を言ってくれて、嬉しかった」
ロキさんと仲直りできて良かったね、と可奈は笑う。
「水原さんのおかげです」
「え?」
「水原さんがいなかったら、僕が空を飛ぶことも、ロキに本音を話すこともなかった」
「そうかな」
「まあ、お節介が過ぎることも多々ありますけどねぇ」
「ちょっと、何よそれ!」
ひとしきり笑った後、想は声を低めた。
「ロキは、ああ見えてものすごくイタズラ者なんです。水原さん、ロキに蹴りを入れた上に殺人未遂容疑をかけましたよね。きっと、近いうちに仕返しにきますよ」
「……げ。マジ?」
「マジです」
神妙に頷いてみせると、可奈は手を止めた。
「天才ってどんなイタズラするんだろ。太刀打ちできるかな」
「……対抗する気でいるんですか」
「燈馬君は私の味方でしょ? ロキさんの傾向と対策、教えてよ」
「さあ? 僕はどっちの味方でもありませんから」
「裏切り者ー!」
「もう食べないんですか? なら、返してもらいますよ」
「それはダメ!」
可奈の気を逸らせて、想は空を見上げた。
そこには、アメリカへ帰った親友の顔が浮かんでいた。
□あとがき□
確か、こんな感じだった(苦笑)。
とにかく「ローストビーフを幸せそうに食べる可奈ちゃん」と「それを見ている自分を客観的に見て我に返る燈馬君」が書きたかったのです(笑)。
あ、あと「ロキがイタズラ好きで、近く日本に来るかも?」ってことも。
可奈ちゃんのお行儀が悪いですが、食べ物をシェアできるって、重要ですよね!(力説)
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